刑事犬三郎

更新日:2021年6月16日


ある公園で殺人事件が起きた。 刑事犬三郎は捜査の筆頭に駆り出された。西東京保谷駅から数百メートル離れた公園で殺人事件は起きた。被害者は頭部を拳銃で撃たれ粗即死状態だった。銃弾は貫通して公園の茂みにめり込んでいた。公園に設置された防犯カメラの映像を鑑識課のエンジニが記録デバイスを取り出してパソコンに繋いだ。 「犬さん、犯人は殺害後自転車に乗って北の方向に向かって逃走してます」 防犯カメラの映像をみて相棒のあかんさ刑事が言った。 「犯人逮捕は直ぐだな」犬三郎は思った。 「犯人所有の自転車登録済みシールみれるか」犯人が自転車で逃走する映像の自転車の登録シールをズームして映し出された。登録された住所は西東京保谷市だった。犬三郎刑事とあかんさ刑事はいの一番自転車登録の住所にむかった。「ここですね」西武池袋線の高架下を抜けた所のアパート前で「ごめんください」 「でませんね」「管理人に聞いてみるか」犬三郎は別棟の豪邸のチャイムを押した。「はい」「警察の者ですが、アパートの住人のことでお伺いしたいことがありまして」「はい、少々お待ち下さい」玄関のドアが開けられた。警察手帳を見せた犬三郎が「203号室の方の事で」 「203号室、土手さんのことですか?」 「はい」 「土手さんが何かしたのですか?」 「今は詳しく言えないのですが、土手さんて方今何処に居るかご存知ですか?」 「土手さんでしたら人探しで、いつも駅前で立哨捜索してるんじゃないですか」 「人探しですか、だれを探してるんです」 「もしかしてこの方では」犬三郎は殺された公園で撮影した男の顔写真をみせた。 「はい、確かにこの方です。同じ写真の方を見せて知らないか土手さん聞かれました」 「ありがとうございました」 犬三郎は相棒のあかさんさ刑事に203号室の張り込みを命じその場をはなれた。 「コロン、コロン、ピンコロコロコロリン」犬三郎のガラケーが鳴った。張り込んでいたあかさんさ刑事からだった。「ケンさん土手が現れました」「わかったすぐ行く」現場に到着すると土手と名乗る男はでっかいバックパックを背負い自転車にのって移動するところだった。 「取り押さえろ」 「犯人は拳銃持ってるんですよね、嫌ですよ死にたくないからケンさん取り押さえてきたら」 「犯人検挙それが仕事だろう」 「命、最優先です。ケンさん捕まえてきてよ」 「誰が上司かわからん」 犬三郎は舌打ちしてバックパックを背負った男の後方から近寄った。 犬三郎に気づいた土手と名乗る男はとっさに立ち漕ぎで逃げ出した。「おい、まて」犬三郎は全足で追いかけた。「ケンさん」「いいから追え」あかさん刑事は覆面パトカーで犬三郎を置いて追跡をはじめた。男は荒川河川敷に逃げ込んだ。パトカーが通行禁止の手前で停まったのをみた土手と名乗る容疑者は振り向いて笑った。 ここで土手と名乗る容疑者の素性をカタリナで語りたいと思います。カタリナとは今使ってるMac book OSの名称無人島でパコパコ叩いて物語を語る感じかな、さて、物語は1年前に遡る。北海道旭川の道の駅で地元アイドル山田コリコが自画自讃の曲を披露していた。舞台から降りた山田コリコのマネージャーが「次は富良野ラベンダー畑だから」「はい」「急ぎましょう」山田コリコはワンボックスの後方に乗り込んだ。ラベンダー畑に向かう途中キタキツネが道路をふさいでいた。「きをつけろ引いたりしないように」 「はい」運転手は徐行した。富良野ラベンダーに向かう道路は一直線で遥か彼方まで続いていた。「時間がないいそげ」「むりです。加速できません」「なにいってる、高速道路みたいな一直線の富良野街道だろう」「標識みてください」一旦停止の標識が100メートル間隔に立てられていた。富良野の国道は事故防止対策にアスファルト盛ってバウンドするように舗装されていた。30キロ以上出せない設計だった。しかも停止標識で完全停止しないとネズミ捕りのパトカーで時間取られ富良野公演は中止になってしまう。 富良野ラベンダー畑の展望台に設置されたお立ち台で自画自讃の歌を披露しや山田コリコは次の公演地茨城県大洗温泉に向かう苫小牧フェリー乗り場に向かった。フェリー駐車場で車中泊して翌朝始発のフェリーで大洗に向かうはずだった。山田コリコのプロデユーサーには過去があった。一般の売れないアーティストの楽曲の著作権を剥奪し奪った曲で楽曲をリリース曲がヒットし財産を築いていた。曲を剥奪された作曲者は行方不明のままだった。、、苫小牧駐車場で山田コリコのプロデユーサーは用足でトイレに向かった。時刻はフェリー出港5時間前、時刻は草木も眠る丑三つ時駐車場利用者専用トイレで起きた。「ビール飲みすぎた」山田コリコのプロデユーサーは独り言を言った。綺麗に整備されたトイレの筒隠でしょんべんしてると、後方から忍び足で近づく影があった。 「プロデユーサーは?」山田コリコが言った「昨夜トイレ行くって出ていったきりみたいだけど」マネージャーの野幌駄郎が応えた。「わたしみてくる」山田コリコが言った。「トイレの中で寝てるかも」「だめだ私女だから、マネージャー見てきて」「わかった」野幌駄郎が車を降りた。

男性専用の筒隠には誰もいなかった。野幌駄郎は使用中個室トイレを一個一個確認した。最新のウォシュレットを設置されていて綺麗だった。一番奥のドアがしまっていた。野幌駄郎はノックした。中からはなんの反応もなかった。「山田コリコのプロデユーサーさん」半分開いたドア押した。 山田コリコのプロデユーサーが絞殺され便座に座っていた。苫小牧警察が通報を受けフエリー乗り場にやってきた。「どうもみなさん、フェリー乗船はできません、予定を変更してここにいてください」「大洗で公演が」「取り調べが終わるまで、それ中止して下さい」山田コリコのスタッフが「わかりました。支持に従います」といった。トントンと事件は進展していった。「野幌駄郎殺人容疑で逮捕する」山田コリコのマネージャーが山田コリコのプロデユーサーを絞殺した犯人と断定され逮捕された。がしかし証拠不十分が羅列する捜査資料で冤罪満載だった。殺害時刻の防犯カメラに写った映像には野幌駄郎の映像はなかった。山田コリコのプロデユーサーがトイレに向かう後方に犯人らしき人物が写っていた。だれがどう見ても野幌駄郎ではない人物だった。着てる服も身長も全てちがっていた。逮捕後一審の裁判でそれは却下されていた。犯人と思われる人物が山田コリコのプロデューサーを殺害後トイレから出てきた犯人と遭遇した、別の人物がいた。その目撃者が山田コリコのマネージャー野幌駄郎だと証言したのだった。防犯カメラに写った人物の映像は却下された。めちゃくちゃな裁判だった。法治国家が放置国家に変貌偽証罪という罪は存在しない嘘の証言大歓迎の裁判で、野幌駄郎は死刑を宣告された。「主文被告人を死刑に処する」と裁判長が宣告したその時北海道でマグニチュード7の地震が襲った。正義の神様が逃げるチャンスを野幌駄郎に与えた。野幌駄郎が土手と名乗る男だった。野幌駄郎の訴訟中一審で死刑の判決が下った。検事も弁護もまともだった。防犯カメラの映像を証拠として提出したが裁判官の独断で却下された。これは忖度の匂いがすると踏んだ新聞記者が土手だった。逃走した野幌を匿った。高速道路のNシステム一般道のオービス全ての記録データーは保谷殺人事件の容疑者野幌駄郎の追跡に使われた。パトはバックパックを背負って走行してるチャリンコを静止職務質問に当たらせた。法務大臣の命令だった。その上には横田基地で政治家を操る外国人こいつが日本のトップ?「業務妨害だ、うちは生物扱う仕事です。腐ったら商売なりません、やめさせてください」デリバリー屋の業者が警視庁に苦情の電話が大型台風の如くおしよせてきた。「なんだってバックパック背負ったチャリの捜査はうちきりだってー」犬三郎は吠えた。「犬さんどうします。犯人の逃亡先は僕の勘だけど北海道だと思うんです」あかさんさ刑事が言った「野幌駄郎の故郷だから俺もそう思う」ここでナレーションがはいる。 ”犬の刑事は電柱にしょんべんをかけた” 「犬さん軽犯罪法で逮捕しますよ」「犬には通用しない」なんて事はない。「チャリで逃げたのだからチャリの取り調べするのが常識だべ」「それを想定して犯人も同じ格好で逃げた」「違うべ、殺人事件に発展するなんて誰も思わん、偶然格好が似てしまっただけだべ」「神が味方してるんですね野幌駄郎は羨ましい」「ねたましく言うな」野幌駄郎の行動をここで知りたい方のために綴りたいと思います。北海道で裁判中に死刑宣告された被告人野幌駄郎が逃走を考えないわけない。野幌駄郎は地震で不安定裁判所内を駆け足で逃走、交通マヒで追跡不可能の警察の目を掻い潜って野幌駄郎は脱走に成功し現在に至るのでぁる。函館タイムスの土手記者は野幌駄郎が脱走した記事を読んでいた時だった。アパートのドアを叩き「土手さん、私です」ドアに口を近づけて小さく囁く訪問者がいた。土手記者は誰だろうとドア開けた。土手記者は驚いた表情で野幌駄郎をみた。とっさにドアの外を見回し追跡者ないか見た誰も居ないことを確認すると土手は野幌駄郎部屋に招き入れた。「土手さんしか頼れる人いなくて、迷惑ならでます」「迷惑なわけ無いだろう、俺はお前の味方だ、俺がお前の冤罪をはらすから」「俺、俺どうしたらいいですか一生逃亡者ですか」「大丈夫お前を安全な場所に誘うよ」野幌駄郎がチャリ逃走するときの絶対必要ないものはスマホ、スマホつけて逃走したら一発でGPSで居場所がバレ物語は成立しないのでぁる。ナビのかわりはマップルの地図で十分、方位計はアナログ時計でわかるし、スマホのナビより便利、電池使わないから。土手記者は野幌大学卒業後函館タイムスに入社した。同期入社の中では取材も執筆も群を抜いていた。編集長はプロデューサー殺人事件容疑者野幌駄郎の取材を土手に任せていた。取材の旅費も惜しみなく土手記者に与えていた。「近日東京に取材行く予定を立ててるけど一緒に行こう」土手記者と死刑囚の野幌駄郎はブルートレインに乗車終着駅の上野へむかった。旭川警察の矢部辛坊刑事は逃亡犯野幌駄郎の逮捕に全勢力を注ぐよう北海道軽視頭取は軍隊口調で命令した。矢部辛抱は「命かけて野幌駄郎を逮捕して参ります」矢部辛抱は逮捕できないと銃殺刑にと思った。話は現在に戻って、逃亡した野幌駄郎は6段ギア付き20インチ折りたたみ自転車に股がり荒川橋を渡って埼玉に移動していた。野幌駄郎は渡良瀬遊水地の駐車場で暫し休憩をとっていた。駐車場には10数台の車が駐車していた。空を見上げるとモーターパラグライダーが優雅に飛んでいた。保谷警察に保谷公園射殺事件本部が設置された。特捜一課長みたいでかっこいい、と犬三郎は思った。逃亡した野幌駄郎は自転車で移動してることは確かだった。なのに自転車の取り調べはできなかった。デリバリ業者の苦情で自転車の取締は中止しいた。「電車、車、飛行機、あかさんさ刑事はどう思う」「はい、私ですか」携帯電話をみてサボっていたあかさんさ刑事がいった。「捜査会議中に携帯見てるお前だよ」「はい、すみません」あかさんさ刑事は携帯をボケットにしまった。「乗り物について話してるんですか」「そうだ、お前が逃亡者だったらどれ使う」「私だったら、車はNシステムでバレるし、電車も防犯カメラだらけだし、飛行機もだめだから歩きます」「歩く、犯人の逃走を最初に目撃したのはお前だろう、なんで自転車で逃走したといわんのだ」「ぼくだったら、歩いて逃げるからです」捜査会議長の山梨富士子は富士山の額を持参した優しそうな綺麗でミステリー好きな男に好かれそうな警視庁捜査一課のマドンナでぁる。「はい、すみません」あかさんさ刑事が謝った。「自転車で逃走したんだろう」「はい」「だったら自転車に乗った人物を捜査するのが常識でしょう」捜査会議中の刑事は全員黙った。「こんなに大勢の捜査中隊動員して手掛かりなし、たるんでる」「今流行のデリバリ屋の圧力で自転車の取り調べは中止してます」「だれが中止かけたの」「上です」「野幌駄郎の判決に絡んでると言う噂の法務大臣か」「はい」「捜査一課に野幌駄郎が捕まるとまずいから裏の捜査班に依頼して野幌駄郎を銃所持の理由で射殺して苫小牧で起きた事件の幕をおろしたいんだろう。私の管理で法務大臣の裏を暴いてやる」と山梨富士子は小声で捜査一課の群衆の前でつぶやいた。「かまわない自転車の捜索を続行」鬼悪魔純一郎は怒っていた。「なんだってえ命令を無視して逃走に使われた自転車の捜査を続行しただとう」「はい法務大臣」「けしからん、首にしろ」「誰をです」「捜査一課、捜査会議長の山梨富士子だよ」「無理です彼女は霞が関官僚トップのむすめですから簡単に首にはできません」自転車を逆さにハンドルとサドルを地面にして前輪と後輪にベルトバックルで繋いでテンションを掛けハンドルを固定した。風に飛ばされないように船の碇のような形をした自作のロープを歩道の側溝の蓋の隙間から下ろし蓋を重しに固定した。テントはコンクリート色のシートで歩道にカモ風景に溶け込み見分け付かなかった。迷彩柄ではないコンクリート色のテントだと思えばいいのでぁる。渡良瀬遊水地は埼玉県、群馬県、栃木県を跨ぐ湖で、モーターバラグライダーパイロットが数分飛行して3県上空を飛んだと自慢した湖、世界でここだけハートの形をした恋の湖でぁる。犬三郎とあかさんさ刑事は逃亡中の野幌駄郞の潜伏先を河川敷と推測して埼玉県の河川敷を重点に捜索していた。「河川敷でキャンプする怪しい奴を探せ」あかさんさ刑事が覆パのハンドルを握って言った。「わき見運転するな、俺が探すから前見て運転しろ」「はい、すみません」河川敷で保谷で逃した野幌駄郎らしきキャンパーがおった。「ここだ土手降りて職質するぞ、油断するな。言っておくが銃所持はないから」「本庁の話と違うでしょう」「保谷公園で撃たれた男は別角度から銃弾が発砲され、野幌駄郎は銃らしきものは所持してなかった」「まじっすか」「だから撃たれる心配はないから安心して取り押さえてこい」「はい、私は合気道できたえた関節技で取り押さえてきます」「たのむ行って来い」「はい」あかさんさ刑事は後方から忍び足でアルミのテーブルでコーヒーミルで挽いたコーヒーを淹れてる男に近づいた。ふと、男が振り返りあかさんさ刑事の目と目が合った。「どうも、こんにちは」と男は普通に言った。あかさんさは気付かれたことに動揺して合気道の構えをした。「どうされました。気分でもわるいのですか」男が言った。「お前ここでなにしてる」あかさんさが言った。「ここは、キャンプ禁止ですか」あかさんさ刑事は男の顔と携帯に写った犯人の写真と見比べた。「この男探してるんですが、知りませんか」「あなた刑事さんですか」「そうだけど」「やっぱり、あれ覆面パトカーでしょう」「そうだけど」「しらないな」「やっぱり」「その考え妥当じゃないすかね。逃亡者の心理は、車使わない電車使わない飛行機使わない徒歩か自転車ですから」「俺だったら車盗んで高速突っ走って逃げるけど」「あんた刑事でしょう。ありえんでしょう高速で逃げるって。ところで、、珈琲如何ですか」「えっ、珈琲、いいんですか」「相棒のかたもここ呼んでご一緒に」「だめだよ俺の上司だけどもったいないよ旨そうな珈琲俺だけでいいから」その時だった。二人の会話を後ろで聞いていた犬三郎が「おい、なにしてる」「あっ、犬さんすみません、彼は一般人のキャンパーでした。今戻ろうとしてたところです」犬「珈琲呑まないのか」 あ「いえ、いや、もういいです」 犬「さっき自分だけ呑めればいいとかいってなかったか」 あ「聞き違いですよ」 「仲悪いですね刑事さん、二人分作ってますから、百均で買ったんですけどこれに座って」「このカード使えません」 「なんで?」 「ワクチン摂取証明されてないから」 「俺、ワクチン摂取しない主義なんだけど」 「ワクチン摂取証明ないと食いもん買えんすよ」 「まじっすか」 「ワクチン摂取証明書ないと出入り禁止で通報しましたので、間もなく逮捕されます」 「まじっすか」背もたれの無い折りたたみの椅子を勧めた。今売れてるシングルバーナーでお湯を沸かし500mlのアルミ缶をハサミで切って先の尖った円柱にカット針金でアルミを挟んでコーヒー ドリッパー を作る。コーヒーフィルターをセットして挽いたコーヒーを淹れる。「これ何処の商品です」「ドリッパーですか」「はい」「見て下さい、これ缶ビールのアルミを加工して作ったオリジナルです」「まじっすか、俺も真似して作ってもいいですか」「ご自由に、はいできました。特別な珈琲ですどうぞ」「ありがとう」一口含んで「なんじゃこりゃ生まれてはじめての珈琲じゃ」

保谷殺人事件の捜査は一ヶ月経過しても一ミリの情報も入ってこなかった。犬三郎とあかさんさはだらだら警視庁捜査一家のインフォメーションセンターの受付で保谷殺人事件の一般情報待ちしてた時「おい、犬三郎刑事」山梨富士子が怒鳴り混んできた。 土手記者のはなし。函館タイムスの土手記者は野幌駄郞の逃亡 を助けた犯人隠匿の疑いがかけられていた。その土手記者はビットコインを所持ぼろもうけしていた。200万で買った2ビットコインが今1200万に化けていたのでぁる。 埼玉県秩父の山奥に野幌駄郎は潜んでいた。「おじいちゃん、おれキャンプしてくるケン父ちゃん母ちゃん帰ってきたら言ってくんろ」「わかっただべ、けーってきたら言うとくけん」「ほんじゃじいちゃんいってくるべ」「いってこい、熊にきをつけてな」 高校生ひとみはゆるきゃんにはまっていた。月イチ土曜日にデカバッグを背負ってじいちゃん所有の山にキャンプ行くのが青春を謳歌するキャピキャピの高校生だった。無断侵入禁止の看板を無視してひとみは山奥に消えていった。 整備されたに密林を掻き分けて奥へ奥へ進むと山の5合目あたりから急に伐採された空間がひろがった。数年前までここではパラグライダー基地があった。東京のパラグライダースクールのフライトエリアだったが今は荒れ果てて誰も訪れる事はなかった。ここにテントを貼って野営する。 秩父の景色全容を目の前にテントを設営した。自分専用の展望台そんな気分でひとみはキャンプを楽しんでいた。右斜面には小川のせせらぎが心地いいBGMに変えていた。ひとみがここでキャンプするもうひとつの楽しみが祖父が小川を塞き止め溜池を作りシラスウナギを放流していた。 そして立派な大人に成長したシラスウナギをネズミ捕りみたいな仕掛けを池の底に沈め捕獲する。祖父が前日仕掛けた手作りの漁具をひとみは引っ張って中に鰻がいないか確認すると、なんとまるまると育った鰻が掛かっていた。「すごい、今日はメスティンでうな重作るべ」 鰻のさばき方も知らないひとみは鰻の頭をトンカチで叩いてぶつ切りでそのまま炭で炙るつもりでおった。「おじょうさん」野幌駄郎がいきなり現れた。「きゃー、あんただれ」「ごめんなさい、驚かせたみたいで」「だからあんた誰、この山は無断侵入できない、看板みたでしょう」 「僕は怪しいものではありません」「でてって、山一帯じいちゃんのもんで、じいちゃんの許可なしで出入りできないから」「ごめんなさい、看板のこと気付かなかった。今日はいい天気で上ばっかりみて歩いてたもんで間違ってここにきてしまいました」 「まいいや、それはそうと今これを捌こうとしてるんだけど、わたし捌けなくて迷ってて」「私に、捌けとでも」「まさか、小説じゃぁあるまいし鰻さばける人物がいきなり現れるはずない」「わたし捌けますよ、兎な平で蒲焼き作ってましたから」「まじすか、まじっすか」「まじっす」「兎な平って超有名なうなぎの蒲焼屋じゃないですかミシュラン5つ星の」「はいそこの板長してました」嘘、並べるまくる野幌駄郎だった。「あんたまだ生きてるこの鰻食べたくて、出任せで喋り捲るくってひとみをだますつもりでしょう」「いいえ」「じゃあ捌いてみて」「はい、わかりましたひとみさん」「えっなんで私の名前しってるの」「いま言ったじゃないですか」「あっいけない私のわるいくせ私をひとみっていってしまう事忘れてた」「この切り株使っていいかな」直径80センチの切り株をまな板代わりに使う気だった。 「お好きにどうぞ、私は焚き火の薪集めて来るけん、戻るまでちゃんと捌いてて」「わかりました」ひとみはノコと斧を担いで林の中に消えていった。野幌駄郎は死ぬほど好きなうなぎが食べれると、うきうきだった。そしてうなぎの頭にアイスピックを突き刺し背びれ裂いてさばき始めた。 ひとみは数年前伐採された枯れ木を薪サイズに切って割っていた。「うおー」パッコーン「うおー」パッコーン森中に鳴り響いた。「うあ、びっくりした熊か」鰻を捌く手元がくるった。「絶対くまだ。逃げないとでも鰻捌かないと」野幌駄郎はクマ出没しないこと祈りながらうなぎを捌いた。 野幌駄郎はふと、ひとみにテントを張った場所をしられたら、何週間もここで暮らしたことがバレて通報されて全て終わりと思った。でもやっぱり鰻が食べたい、食べたい一心で自分がどうなろうと、どうでもいいやと思った。「うなぎ、うなぎ、蒲焼き作るぞ」楽しそうに歌った。 背開きで捌いたうなぎを冷たい水に浸してヌメヌメを取り除く工程の作業中だった。そこへひとみが薪を背負って戻ってきた。野幌駄郎が「おかえり」と言った。するとひとみが「うごくな」と斧を構え威嚇の形相で叫んだ。野幌駄郎はテントの事がバレたと思った。「やめろ、解った」ひとみは斧を振り上げた。そしてゆっくり振り下ろした。野幌駄郎は頭をかばうように両手で押さえた。そして血が飛び散った。「なんじゃこれは」野幌駄郎は叫んだ。「これは焼酎につけるとうまい」ひとみが言った。斧は野幌駄郎の数センチ手前に振り下ろされていた。 ひとみが振り下ろした斧は地面にくい込み、爬虫類の生き物の頭を切断して刺さっていた。「なんじゃこれは、マムシか」「危ないとこだったこれに噛まれたら命なかったわ」野幌駄郎は尻もちついてしばらく動けなかった。「お前、酒飲むのか」「じいちゃんの事だよ、あたし飲まないわ」 「それはそうと、鰻は捌けたの」「ご覧の通り」水につけた捌いた鰻を披露した。「わぁぁ凄いプロ並みじゃん、うまいうな重御膳つくれそう」ひとみはメスティンでご飯を作る準備をした。野幌駄郎は鰻に鉄の串をさしてジュルジュル滴り落ちる脂で二人の鼻のにフラメンコの踊りで舞う風 満席の劇場で華麗に舞うひとみと野幌駄郎だったが、どこから漂ううなぎの匂いに集中力をそがれてズッコケダンスに変変貌、観客から罵声を浴びせられた。と言う例え食レポ✗、嗅ぐレポを表現する作者であった。あぁ自分でもつまらんと思っていた。これで呟き全部埋まったべべべ さて、出来たてのうな重を食す場面に移ろうかな。パラグライダーのテイクオフ用に伐採された空間はキャンプに最適だった。テーブルも椅子もしょぼい壊れやすいキャンプ用じゃなく、じいちゃんが作ったしっかりした椅子とテーブルで目の前は秩父の町並み広がって飛んでる気分にさせた。 メスティンで炊いた、秩父マイマイは全宇宙一うまいお米だった。炊けた香ばしい飯の上に脂がたれた鰻を寝かせて秘伝の坂平 のタレ塗って山椒をたっぷりまぶして、野幌駄郎は犬がガツガツくう勢いで味などどうでもいい感じに食いまくった。 「旨かった、美味かった」野幌駄郎は最高の満足感でデベソの腹を晒しすりすりした。「レデイの前で止めなさいよ」ひとみが言った。「ごめんごめん」着古したシャツを下げて醜い腹を隠した。「ここの事聞きたいんだけど」「秩父のこと」「違う、ここパラグライダー基地のこと」 「私が生まれる前の話だからあんまし詳しくないけど」「えっ、生まれる前って」「いま16だけど、生まれる前、バブルのころ、ここ、バカみたいに賑わってたわよ。東京のパラグライダースクールのパイロット中級の生徒を引き連れてここで飛んでたみい」 2むかし前の話、今の西東京に中無市があった。街の時計工場の近くにパラグライダースクールがあり、スクールの生徒は時計工場の行員が殆どで日本一の団地に住む住民が広めた。校長の雅楽多は西武線沿いに飛べそうな山はないか毎日探索していた。その一番の候補がここだったのでぁる。 バブル時各地でパラグライダースクールが開校した。富士山が望めるパラグライダースクールと謳ったここがめっちゃ流行り、結果土日休みにやってくるスクール生のツリーラン(墜落して木に引っかかる)で毎回通報した。「無傷で」消防庁がパラグライダー基地閉鎖を命じた。 電波管理局が無許可で生配信を禁ずる法が執行されて、ますます狭い共産主的な社会になる。みたいな感じにパラグライダーは日本から消えていった。「って感じの歴史があったわけ」「なるほど、パラグライダーと言えば危険が代名詞、だから関わってる連中はみな無言なんだ」 「ツリーランで通報って、スクールのインストラクターが通報したの?」「いや、スクールのみんなで救出できたみたいだけど、秩父の住民が勝手に消防署に通報してた」「秩父から、ここは丸見えで、安否が気になって通報するだろうな」「でフライト禁止になったってわけ」 「そこの小屋は当時のパラグライダースクールが作った物置だけど、中には昔のパラグライダーキャノピーとかが保管されてる。スクールの校長雅楽多さんて人が取りに来るまで保管してるけど20年以上こないから、死んじゃったのかねその方」茂みの中の山小屋を見ながら言った。 秩父ダムに架かる大橋は心霊スポットとして生配信者の溜まり場になっていた。「ここの橋は最近自殺が多く自殺した幽霊が目撃されたとか、実は誰かが幽霊を演じて住民を怖がらせているだけとか」配信者が銭欲しさに生配信サイトに垂れ流ししていた。 秩父市長選挙前の話。九州のどこかからか選挙ボランティアと名乗る数十名の野郎が秩父に引っ越してきた。このグループのトップくだる輩が秩父の誰も知らない九州鉛で演説していた。秩父の住民は誰もこのよそ者に票入れる訳無いとお思った。ところが開票するとくだる輩がトップ当選した 誰も知らない人物に投票したのは九州から引っ越してきたボランティアの連中で秩父の住民はだれも投票していない事は5歳の子供でもわかる。秩父新聞の記者ひとみのお姉さん投子は不正選挙の取材で聞き込みしていた。「みましたよ、投票箱を運搬する車を道に駅ですり替えた所を」 秩父警察署の薩摩芋署長は「いいか、選挙に関する案件は捜査するないいな」「はい薩摩芋署長」「不正選挙を訴えてる人物が殺されても自殺で処理しろいいな」「おいどんに任せてつかさい」なんて全てがぐるぐるの選挙だった。これはやばい展開に 道の駅秩父笠岡で投子は不正選挙の目撃者の現場検証の取材していた。「ここに同じ色のバンが二台止まってました。バンの後方を通った時中をチラ見したんですが、あれは選挙箱でした。わたしも投票したので分たんです」「他になにか気づいたことは」「決定的な証拠があります」 「アメリカの選挙で不正選挙の報道見てこれもあれと同じ類いと思って遠くで監視してたんです」「何処からです。そこ行って検証してみましょう」「はい、、、ここです。ここから向こうをスマホで撮影していました」「バレなかったんですか盗撮してるところ」「気付いてなかった」 「みせて、盗撮した動画」投子が言った「これです」投稿者がスマホを横にして撮影した動画を再生した。植木の茂みから撮影された動画のむこうに2台の白のカローラバンが止まっている、一人の男が周りを気にしながらもう一人の男に合図を送った。するとナンバープレートを外していた。 「これは、偽の投票箱が入った車のすり替えの、決定的な証拠映像だわ、警察には通報したの」「あなたが初めてです。これってスクープですよね」投子は過去の事件事故を思い出 していた。京都で不正選挙を訴えたグループがマンションから飛び下り自殺を図った事件を。 「これでは不十分です」「どこが?」「撮影の日時がないから、選挙前か後かはっきりしないし自作自演の疑いも」「撮影した日時の証拠があります」投稿者は撮影した一部に植木が写っていて動画の植木と現在の植木を比較してこれが撮影日時の証拠につかえると訴えた。 「この動画、編集部の機材で分析したいのですがお借りできますか」「わるい、この携帯は内部記録方式でデーターを取り出せないので家のパソコンで動画をコーピーして渡せます」「じゃあ明日ここでまたお会いできますか」「はい、この時間帯でいいですか」「はい、宜しくお願いします」 翌日投子は同じ場所で情報提供者が現れるのを待った。すると投子の携帯に情報提供者から電話が掛かった。「すみません急用ができたので行けそうにありません」「はい、急用とは、不正選挙に関する事でですか」「別の方から不正の証拠動画を買うって方が現れて、ごめんなさい」 「誰ですか、買いたいって方は」「それは、秘密です」電話は強制的に切られた。投子は誰に不正の動画を売るつもりだろうと思った。「お姉ちゃん」学校帰りのひとみが頼まれた野菜を買いに道の駅に現れた。「なんの取材してるの」ひとみが言った。「なにも、トイレ使っただけよ」 「ふーん」 「ひとみ、何か食べたいものある」 「おごってくれるの」 「うん、行こうケーキ屋さんに」 「やったぜ、チーズスフレケーキ食べたい」 「よし、食わせてあげる」 道の駅建物内のケーキ屋と言うケーキ屋の扉を開けた。 コンコロコリン。 「いらっしゃいませ」 ケーキ屋なのに店内はジャズが流れていた。椅子とテーブルにカウンター、ケーキ屋と言うより昭和の順喫茶店って感じの店だった。テーブルゲームもあるピンポンゲームってやつでピコピコと最高得点をとると景品交換のコインが払い出される。昭和で時間が止まった喫茶店だった。

「いらっしゃいませ、ご注文は」 「えっと、チーズスフレとアイステイ」 「私は、えっと珈琲とハニーメイプルのアップルパイ以上で」 「ご注文繰り返します。アイステイ、珈琲、チーズスフレ、ハニーメイプルのアップルパイ以上4点でよろしいでしょうか」「はい、よろしいです」

「おねえちゃん、今気になってる事って何」「出し抜けに、何もないわよ」「ウソつけ、不正選挙の取材してるんでしょう」「仕事の話は身内でも他言禁止」「家の斜め向かいの田中んちのみよちゃん知ってるでしょう」「5歳の女の子でしょう」「そう、彼女の証言だけど不正の話」「みょちゃんの祖父はペーパー免許だけど、車の免許じゃないよ、筆跡鑑定の免許もってて選挙の開票担当してたんだって。開票後みょちゃんの前で(投票の筆跡が似てた)って独り言みたいに話してて(それ不正選挙じゃないの)と聞き返してもブツブツ言うだけ、って私に話した」上品な店員が「おまたせしました」注文した飲み物とケーキを運んできた「旨そう、おねえちゃんいただきます」ひとみはケーキ用フォークで食べ始めた「うーん最高」アイステイをストローでじゅるじゅるしてると「さっきの話、筆跡が違うって件、もっと詳しく聞かせて」投子がいった。「食べてから、全部話すからまって」ひとみは綺麗にケーキを平らげてから思い出すように言った「みょちゃん凄いよねあの年で不正選挙だって推測する力、不正選挙を訴える住民が居ないないのに。みよちゃん曰く(秩父の大人は馬鹿ばっか、いつか秩父が乗っ取られてる)って言った」

「投票表紙の筆跡の話からしてくれないかな」「ごめん、投票表紙の筆跡が同じって話、5歳のみょちゃんから聞いた話だから嘘か誠か裏取りは姉ちゃんがとって」「わかってるわ、続けて」「さっきも言ったけど、じいちゃんは筆跡鑑定の資格持っるって言ったけど、自覚が薄れてる」「アルツハイマーってこと?」「そう、みょちゃんの両親がその疑いがあるって、近所の井戸端会議で話してる所を聞いたんだけど」「聞いたんじゃなくて盗み聞きしたんでしょう」「ごめん姉ちゃんの取材のまね、情報収集してただけ、中事でじいちゃんの証言は当てにならないかも」「本当は、不正選挙の目撃証人と待ち合わせしてたんだけど、電話でキャンセルされたの」「取材の情報あたしに話していいの」「キャンセルされたからいい、投票箱がすり替えられた動画を受け取る約束してたんだけど、没」「つながるじゃん筆跡が同じ投票表紙、ばきばきの不正じゃん」「でも、証拠がない」「だから、みょちゃんの証言取材してみれば」「わかったわ、みょちゃんにコンタクト取ってみる」「みょちゃん探偵事務所みたいな言い方ね」「じゃぁあたしはここで失礼する」投子はケーキ屋を出ていった。「ねーちゃん、まってー」「お客様」店員が襟首掴んだ。「なにするんだ、はなせ」ひとみは(シェーンカンバック)みたいなシチュエーションで投子を見送った「このまま店でたら食い逃げで通報しますよ」「ねえちゃんが奢るって、呼び戻して」「私一人で営業してるから呼びに行ってる間に逃げる気だろう」奥のテーブル席の椅子にひとみをローブで括り付けて「最初から食い逃げするつもりで、最高級のブルーマウンテンキングを注文して、ゆるせん公衆電話で警察に通報してくるから」携帯を家に忘れていた店長だった。「逃げるんじゃないぞ」「こんなにばきばきにされてにげれっこないわ」「そうだ」店長が稲妻の如く閃いた。この子をアルバイトに使ってやろうかと、でも食い逃げは店の天敵、警察署で言えば泥棒を雇うに等しい、でもここは警察とは違うし聞いてみるか「ところで君ここでアルバイトしないか」「なに、藪から棒に」「アルバイトするなら警察に通報しない」「まじっすか」「まじっす」「やるやる、アルバイトやる」「じゃあこれに住所と名前かいて身分証明書みたいなものあるかな」「学生証明書ある」「それでいい、じゃあ書いて」店長はボールペンと雇用契約書をひとみに差し出した。「むり、このままでは」「なんで、あっごめん」店長はロープをほどいて改めて「ごめんなさい」と言った。ひとみは無言でペンを取って雇用契約書に記入した。ひとみは内心不安だったこのままこの男の言いなりになったら後で偉いことに巻き込まれてしまう様な気がして聞き返した。「私警察に通報してもいいんだけど」「警察に事情話せば済む話で、姉ちゃんを呼んで精算すれば何でもない話、だからどうぞ」「そうなるよね、無理があるよね、断るよね、わかった。姉ちゃんに呼んで、精算してもらうから」「バイトに応募したら今日飲食した料金採算しなくていいってのは本当?」「ごめん、ごめん」投子が戻ってきた。「ごめんなさい、取材のことで頭が一杯で、マスターお勘定して下さい」「おねえちゃん、お勘定はいいって」「え、なんであなたなにか下の」「ここでアルバイトすることにしたんだ。だから飲食代はいいって」「はい、バイトのお願いしたので飲食代と引き換えに」「あたいもバイト探してたから、姉ちゃんが気付いて戻る間バイトの契約交わした」「じゃあ、金ないひとみに精算できないから食い逃げ犯にされて警察沙汰に成ってるんじゃないかと思ってたけど、良かったじゃん、バイト探せて」「姉ちゃん、わざとでしょう」「わざとは、なに」投子は財布から現金をとりだしてマスター突き出した「けっこうです。採用を条件に無料にしたので」投子は雇用契約書をマスターの目の前で破り捨てた「お姉ちゃんなにするの、せっかく見つけたバイトなのに」「ロープで縛って雇用を強制するって奴隷とおなじでしょう。子供ね」パラグライダー基地だった所にテント貼って夕焼けを目の前にひとみが「話長くなったから続きは明日にしましょうか」「いや私は帰らないと」「何処住んでるの」野幌駄郎は奥の茂みにテント貼ってここで暮らしてるなんて言えなかった。「山梨」「嘘でしょう、茂みにテント発見したよ」「いや、あれは別の人のテントでしょう」「何言ってるのここにはあんたと私しか居ないから、あのテントで暮らしてるのはあんたでしょう、何仕出かしたかしらないけど(私有地に付き立入禁止)の看板むししてマムシだらけのここで暮らす理由、あんた絶対、ひろしのオタクでしょう」「なんなんだ、その、ひろっしって野郎は」「知らないの、他人の山に無断で侵入して性格悪い地主に訴えられて今現在刑務所暮らしてる芸能人のこと、そいつはユーユーバーで違法な生放送してる輩たち、あんたも」「俺はユーユーバーじゃないから、撮影の機材も携帯も何も持たない」「じゃあさぁ、なんで勝手に爺ちゃんの許可取らないでキャンプしてるんだよ」「それは、キャンプ場はボッケ利用料金とるから、食いつなぐ為しかたなく、すみません」「ひっろしは捕まって牢屋ぶち込まれたけど、内の爺ちゃんは優しいから注意だけですむけど、だから使っていいよ」ここは市無市時計工場、ナノテクノロジー企画部の雅楽多部長は需要な開発をまかされていた。「どうだうまく行ったか」「はい、沖縄の砂糖黍をメタルドン引き金属と混ぜると、20億分の1の時計を開発できます」「人間の体内に埋め込める時計ってことか」「はい、雅楽多部長」「赤ちゃんにこの時計を埋め込んで100年動き続ける時計を開発できるか、まず臨床試験を生きた人間にせんといけんが、事は全て極秘に進めるので薬の臨床試験と偽って時計を網膜に縫い付けて実験するが、誰彼無しに募集はできん、口難いひとがいい誰かいないかな」「部長が試験者になったらいいじゃないですか」助手の吉田中よし子がナノテク顕微鏡で20億分の1の時計の歯車の検査をしながら言った「俺はだめだ歳だし正確に時間を刻んでる事報告できん、そうだ吉田さんなら若いから良い試験者になれる、それに身内だから外部に漏れることない」「ナノウッチを網膜に縫い付ける手術するんでしょう、何処で手術するの医者はどこに」「市無総合病院の眼科で手術うけてもらう」「手術痛そう、それに、怖い失敗したら盲目でしょう嫌だ」「大丈夫失敗しないから」「その保証ないでしょう」「一流の眼科の医者だから」「イヤダ」「嫌です。命令で試験者勧めたらこのラボ辞めます」「わかつた、わかった俺がいくから」中事で雅楽多部長が網膜にナノウォッチを縫い付ける臨床試験者になった「そうだ、今試験運転してる体温で充電できる装置は」「完成してます。明日でも手術できます」「まて、心の準備させて」雅楽多の経歴をここでかたりたいと思います。雅楽多は市無市の警察署近くでリサイクルショップを経営していた。客の一人がパタグライダーのキャノピーを売りに来た。「なんだこれ」雅楽多がキャノピーを吟味しながら言った「これは空飛ぶときに使うパラシュートです」「空飛ぶ道具、パラシュートなら飛行機から落ちて開く落下傘でしょう」「いや、これは山の上から飛ぶ道具です。飛行機は使いません」「それで、こんなに大量のパラシュート幾らで俺に売るの」「幾らでもいいです」「わかった。これでどうだ」雅楽多は真空管の電卓で値段を掲示した。「はい、いいです」「その前に、身分証明とは別にこのパラシュートを売る経緯を聞かせて下さい。最近盗品おおいから、盗品と解ったら警察に没収されて大損するし」「はい、わかりました。まずこれ見て下さい」男はパラグライダースクール開校の証書を雅楽多に掲示した。男は、パラグライダースクールが倒産して機材を処分する為一人で駆け回っている経緯を只管語った。雅楽多は男の事情を信用して全てを買い取った。現金を手に男はリサイクルショップを後にした。雅楽多は買い取ったパラシュートを綺麗にまとめて狭い店頭に飾り販売をはじめた。「いらっしゃいませ」雅楽多のリサイクルショップに時計工場の経営者しちしち六郎が入店した。「六郎さんいらっしゃいませ」雅楽多と六郎は同級生で昔からの付き合いだった。その昔雅楽多は時計の修理屋を経営しいた。六郎は雅楽多が経営する時計の販売営業を担当していた。後に従業員数5千人の会社に成長させた六郎はしちしち時計の創業者だった。雅楽多は地味に先代が立ち上げた老舗時計屋の経営者で、二人は共同でしちしち時計を運営していた「これは」畳まれたキャノピーを見て六郎が言った「パラグライダー」雅楽多が言うと「使えるかな」「何に?」「社員の福利厚生に使いたいんだけど」「パラグライダーを」「最近旅費が加算して予算がたりないんで」「ホテル代掛かるからね」「パラグライダー見学を企画して旅先でキャンプして低予算のツアー考えてるんだけど」「解った近くに施設ないかしらべてみる」「たのむ」ナノウオッチ開発ラボの雅楽多はしちしち時計の諸々の事業に参加していた。そして現在のナノウオッチ開発に腰を据えた。市無総合病院の眼科の妻鹿大好先生は雅楽多が開発したナノウオッチの説明を受けていた。「これを目の中に埋め込むのか」「はい」「これを学会に発表してもいいのか」「いや駄目です。手術が成功してナノウオッチが正確に時を刻み時計無しで僕がすごせたら、先生の功績で学会に発表してもかまいません」「これは人類初の試みみんなびっくらこいてのたうちまわるにちがいない」妻鹿大好先生が言った。しちしち時計の慰安旅行は3ヶ月後に計画されていた。雅楽多は秩父のひとみの祖父宅に山の中腹パラグライダーの離陸用と着地用に一反を借りる交渉に藁の紐で括った酒3升3本を携えてやってきた。ひとみの祖父は大好きな酒に目が眩み「どうぞ、どうぞ」あっさり賃貸契約をかわした。雅楽多は秩父名山標高1000メートル諸味山の中腹を伐採して100平方の広さを除草し人口芝生を敷き詰めてた。雅楽多はここを雅楽多パラ基地と命名した。しちしち時計社員の福利厚生も兼ねた社員専用ログハウスも建っていた。しちしち時計社員にとってここは生きる糧になった。しちしち時計は障害者雇用に力をいれていた。今年採用した良本淡々は読唇術で相手の唇を読んで、自分では声が聞こえない自分の喉から相手に話しかける聴覚障害者だった。普通人より会話が上手い良本淡々だった。「淡々おいで」雅楽多が良本淡々を呼んだ。聴覚障害者が自声で健常者に話す時イントネーションや舌の使い方を理解できづ声のキーが高かったり正常に聞き取りにくい事がある。しかし良本淡々は喉の訓練を受けたのか健常者と粗おなじ喋り方で話す。聴覚障害者とは思えない喋り方だった。雅楽多は淡々をお気に入りに淹れた。雅楽多は『四川飯店市無』麻婆豆腐が美味いと美味いものリストに入れていた。仕事終了ご良本淡々をここに誘った。雅楽多は決まって麻婆豆腐を注文した。淡々も同じく麻婆豆腐を注文した。正面で向き合うテーブルで雅楽多が「君に頼みたいことがあるんだが、秩父のパラ基地の件」「パラ基地、私に何をしろと」「パラグライダーのインストラクターのライセンスを取得して雅楽多パラ基地の運営をまかせたい」「無理です。僕は聴覚障害で唇を読まないと会話できない」「大丈夫だ内の会社で開発した新型のイヤホンがある」「駄目です。私にはどれも役に立たない」「いろんな補助装置があるけど全て私の聴覚の補助にならなかった」「大丈夫だ、コンタクトレンズに仕掛けた全く新しい聴覚補助ネットワークだまだ世に出ていない。君が第一号だ」「コンタクトを目に入れるだけ?」「そうだ、麻婆豆腐食ってから続き話そう」二人は麻婆豆腐を食った。「うまかったか」「はい」「じゃぁ少し消化時間ここでもって話の続きしたいけど、ここは飯食うところだっから、一軒となりで珈琲飲みながら続きをはなそう」「はい」「御愛想おねがいします」店員が「はーいありがとうございます」太り気味の店員が注文表を手に現れた。喫茶ひばりが丘のドアをあけると珈琲の香りが雅楽多と良本淡々の鼻毛の奥で待機してる感覚を刺激した「いいにおいだ。匂い嗅いで満足してなんも注文せんで店を出る気分だ」カランコロンの後にマスターの頭来刷がサイホンでモカ・ブレンドを淹れながら「いらっしゃいませ」と言った。「マスター奥のテーブルいいかな」 「どうぞ、奥の席指定するってことは新開発の話かな」「まさか、つまらん話しさ」雅楽多が言った。奥の角に設置されたテーブルに二人はふかふかの椅子に腰掛けた。「珈琲でいいか」「はい」雅楽多はモカコーヒー2つ注文した。「さて続きだ」雅楽多は手持ちバックからパソコンを取り出してテーブルに置いた。スイッチを入れて立ち上がるのをまった。長い時間またされた「ボンコツPC腐ったりんご」雅楽多はぼやいた。「さてこれは翻訳ソフトがインストールされてパソコン、これが集音器周りの音を拾って文字に変換する。「胡麻みたいなこれが集音器ですか」「耳たぶにはめて使うんだ。左右の音を拾って文字に変換する」良本淡々は耳たぶにナノ集音器をはめた。PCの画面に今話した内容を表示した。「でかいパソコンの代わりに、ラボで開発した、コンタクトレンズを使う、体温で充電できるナノコン液晶」カプセルに詰めたコンタクトレンズを内ポケットから取り出した。「なんですかそれ」店員の子が雅楽多のうしろから話しかけた。雅楽多はびっくらこいて後ろを振り向いた。「なんだきみは、勝手に覗くんじゃないよ」「もしかしてしちしち時計の新商品かな」「ちがう、あっち行って」中事で良本淡々は「右後方10メートル車」「左後方5メートル二人」「すみません」「どうも」、、健常者が体験する雑踏の音をイヤリングの集音器のソナーで得た情報をコンタクト上画面に文字で知ることができた。数週間後良本淡々はインストラクターライセンスを取得した「秩父の駐在さんは刑事もこなすのか」「事件は警官の仕事で秩父署には刑事はいません」「わかりました。警察官の格好してるけど刑事もこなす中事でいいんですね」「はい、だから事件の事、私に」警察官の山田崖太は聞き込みに回っていた。経緯は次の回に新座市から余暇を過ごしにやってきた会社員東京太郎は秩父大大橋を徒歩で渡ろうとした時だった。大大橋中心部で数人の人物が争ってる所を目撃した。五人の男に囲まれた男が二人に担がれ橋から投げ飛ばし転落した。数日後ダムの下流で遺体が発見された。目撃者した東京太郎は迷わず秩父警察署で事件現場の目撃を証言にやって来た。交番勤務の警官がさっきの続きで調書をとっていた「ダムで遺体で発見された方知ってるんですか」「いいえ、僕は目がいいんで橋の上で言い争って投げ落とされた男に間違いありません」「投げ落とされたって、殺人事件じゃないですか」樋口伊之助巡査は溺死体所有の免許証の顔写真を見せながら調書を取っていた。「時間はありますか」「秩父の観光が残ってるけど、僕刑事ドラマ大好きなんでとことん付き合います」「じゃあ、本部に提出する書類作るんで現場検証行きましょう」「はい、ワクワクするなぁ」秩父タイムスの投子は溺死体の取材をしていた。溺死体の人物は不正選挙の証言していたあの男だった。投票箱を集計所に運ぶ途中に道の駅で投票箱の運搬車のナンバーブレードを取り替えて偽の投票箱を集計所に運ぶ動画を受けとるはずだった。刑事がいない秩父警察署には新聞記者の取材が結付の事件の手掛かりで他力本願警察署だった。なので投子は新聞記者イコール刑事なのだった。感の鋭い投子は先回りして大大橋で争った跡らしき跡を調べていた。科捜研の女みたいにケースからふわふわした耳かきで指紋の採取していた。秩父大大橋は対面通行で1メートル幅の歩道が整備された鉄橋だった。一時間に数台しか通らない寂しい橋で迷惑なネットに心霊スポットと登録されていた。投子は靴跡と橋の欄干の指紋、車のタイヤ痕を鑑識の特殊なカメラで撮影をしてた。「投子さん」樋口巡査と東京太郎がやってきた。「交番勤務の、、」「樋口山田です」「そうでした。苗字みたいな名前だから、うっかり忘れてしまって、ごめんなさい樋口山田巡査」「気にしてませんから、所でこの方、観光で来られててここで起きた数人の男が争ってる所を目撃したと仰ってまして現場検証に参上したのだけど」「ここから目撃したのですか」「はい」「100メートルは離れてますけど顔の確認できましたね」「バードウォッチングのこれで様子みてました」東京太郎は双眼鏡をみせた。「なるほど、で、投げ落とされた当日なぜ110番しなかったんですか」「奴らに追われたんで」「奴ら凶器をかざして追って来たんで、やばいと思って秩父のジャングル逃げたんです。必死でしたどこまでも追ってくるから、何時間逃げ続けたか分からない、奴ら追跡のプロらしく恐ろしくなって、跡を消す為川沿に逃げてやっと追手をまいて逃げきりました。一晩山で過ごしてました」「なるど、山から下りて直接私に通報したっ中事ですね」「はい、警察に保護もかねて」「保護しませんよ、人手が足りないから、でも秩父は他と違って用心棒いますから」「用心棒?」「はい、一般の方で、パラグライダーのインストラクターしてた方ボランティアで、いい人ですよ」「まじっすか。用心棒が僕を守ってくれるんすかクリント・イーストウッドみたいなかっこいい方ですか?」「背が高いし鼻筋が通ってるしそっくりですね」「まじっすか、まじすっか、まじっすか」「興奮しない、行きましようくクリント・イーストウッドの所に」「はーーい」あかさんさ刑事と犬三郎刑事は警察の追跡を逃れた野幌の捜査で秩父が怪しいとのこのこやってきた「やぁ、どうも」「どなたですか」投子がいった「東京で起きた殺人事件の調査をしてる犬三郎です」「わたしはあかさんさです」「刑事さんですか、広域捜査ですか」「はい、保谷の事件」「刑事課はどこですか」「秩父警察には刑事いませんよ」「刑事いないって、じゃあ事件は誰が捜査するんです」「交番勤務の巡査が刑事の代わりに捜査します」あかさんさが「まじで、ここは日本でしょう」「署長が不正だらけの刑事課を潰した